freeeについて 2016-03-28

「リリース前の評価は低かった。」CEO佐々木大輔のブログで振り返るfreeeの軌跡。

こんにちは、freee・前川です。

2016年3月現在、クラウド会計ソフト・freeeは50万以上の事業所でご利用頂いており、中小企業や個人事業主の皆様からポジティブなお声を頂けるようになってきました。

ユーザーの皆様のおかげで、2012年7月に創業したfreeeも従業員150名を超える規模にまで成長しています。

一方で、freeeという会社の成長を語る上で欠かすことのできない「男」がいます。

それは、freee代表取締役・佐々木大輔

佐々木大輔:一橋大学商学部卒。新卒で博報堂に入社。その後、CLSA キャピタルパートナーズで投資アナリストを務め、株式会社ALBERTの行役員/CFOに就任。2008年 Google に参画し、アジア・パシフィック地域における中小企業向けマーケティング統括などを担当。2012年7月 freee 株式会社を設立。

佐々木大輔一橋大学商学部卒。新卒で博報堂に入社。その後、CLSA キャピタルパートナーズで投資アナリストを務め、株式会社ALBERTの行役員/CFOに就任。2008年 Google に参画し、アジア・パシフィック地域における中小企業向けマーケティング統括などを担当。2012年7月 freee 株式会社を設立。

最近では、Fobes Japanの「日本の起業家ランキング2016」でトップ10にランクインし、起業家としても注目を浴びています。

そこで今回は、佐々木のブログから印象的な言葉を抜粋し、以下の3つの時期に分け、freeeの成長を紐解いていきたいと思います。

  1. freee構想〜リリース
  2. freeeがクラウド会計ソフト・シェアNo.1になるまで
  3. freee創業3周年〜今後の展望

1. freee構想〜リリース

2013年9月更新: なぜ会計ソフト?〜freee(フリー) 創業の理由〜

会計士や税理士の資格を持っている訳でもない僕が最もよく受ける質問のひとつがこれだ。

「なぜ会計ソフトを始めようと思ったのですか?」

会計、経理、法務、人事などのバックオフィス業務の現場では、同じデータを色々なファイルに手で入力したり、誰かが入力したものをプリントアウトして、さらに手で入力し直すといったことが日々行われる。これは、バックオフィスを自動化するための手頃なツールが無いこと、また一見して不必要に思えるプロセスも慣習化してしまっていて、強烈なイニシアティブを持って変えようとしない限り変えることが難しいし、新しいプロセスをつくるのもコストであることが問題であった。


僕のGoogle時代の仕事は、主にアジア・パシフィック地域における中小企業向けのマーケティング統括であった。その中で非常に気になることがあった。日本の「開業率の低さ」である。開業率が低ければ、中小企業自体が活性化されない。当然、新陳代謝の低い中小企業におけるテクノロジーの浸透度も遅れてしまう。日本の中小企業がファックスを使うという事実に多くの外国人が大笑いをしていた。

こういった体験から、「経営者が本業にフォーカスできるよう全く新しいクラウド型の会計ソフトをつくり、バックオフィスを自動化する」というアイデアを自分が実現することに対して妙に腑に落ちたし、毎朝、朝日が昇るとパッと目が覚めて、これをどうカタチにしていくかということばかり考えるようになっていた。


2013年11月更新: 僕がGoogleを辞めた理由

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「なぜGoogleを辞めたのか」とよく聞かれる。freeeの事業がやりたかったというのがもちろん最も重要な理由だ。ただ、昔から起業したかった訳でもない自分がGoogle<を辞めて起業したのは、Googleのキャリアを通じて、僕のネクストステップとして「起業」が最も世の中にインパクトを与えられるかたちだと思うようになった、というのが言い当てていると思う。

起業やスタートアップへのジョインはGoogle社員にとっては普通のチョイスだ。Instagramの創業者でGoogleのOBであるKevin Systromのエピソードにも刺激を受けた。KevinはGoogleではマーケティング組織に在籍しエンジニアではなかったが、自分でプログラミングを覚えてInstagramを立ち上げた。これを聞いて起業に際しては自分もプログラミングを覚えて実践することに抵抗がなくなった。そしてfreeeの構想ができた頃、僕はRuby On Railsの勉強をしてプロトタイプづくりを始めた。

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Googleの中でもマーケティングを担う機会、さらにアジア・パシフィックという新興マーケットにおいて国際的な役割を担う機会に恵まれた自分だからこそ体得してきたナレッジを異なる領域に応用し、その考え方をさらに世の中に拡散させたい。

2. freeeがクラウド会計ソフト・シェアNo.1になるまで

2014年4月更新: freee リリース1周年を終えて

簡単かつ自動で使えるクラウド会計ソフトにはニーズが必ずあると確信していたが、リリース前に調査やヒアリングをしたときには必ずしもfreeeの評価は高いとは言えなかった。

そんなこともあり半信半疑で2013年3月19日、freeeをリリースするに至った。蓋を開けてみると想像よりも圧倒的に高い評価と実績を最初の数日でつくることができた。まずは着実なスタートを、と考えていたところが、想定以上のアクセスで社内はいきなり大騒ぎ(といっても当時は数名のメンバーしかいなかったのだが)。

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外にも出ず開発のためにマンションの居間に籠もり始めてから9ヶ月、苦しいときも多かったが、このリリース日に多数のユーザーの方々から応援のメッセージをいただいて、freeeを徹底的に価値あるものに育てていこうと改めて気が引き締まる、2013年3月19日はそんな日だった。

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カスタマーサポートのリソースが追いつかない状況もあったが、増員とトレーニング、プロセス改善も進み、サポートのレベルを上げていくことができた。また、チャットサポートのように革新的なサポートにも取り組み、高い満足度を実現することもできた。チャットによるサポートの提供には個人的にとても思い入れがある。僕はカスタマーサポートのコールセンターに連絡して、本人確認で時間を取られたり、調べますのでお待ちくださいと言われたまま電話を耳にあてて待っているのが嫌いだったりする。チャットは1つの答えであるような気がしていて、大きな可能性を感じているのだ。

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最終的にカスタマーサポートではないメンバーも全面的にサポートに加わり、日々増加する需要にも対応できた。やがて僕自身もサポート対応を行っていたが、ここからは学ぶことも多かった。いただく質問が高度化しているため回答も簡単ではなかったが、直接ニーズを把握することで様々な改善案も見えた。

多くの方々に支えられfreeeは2年目を迎えた。いつの間にやらfreeeのスタッフは30人を超える。こんなに素晴らしいチームができていることは、リリース時の2013年3月19日には想像していなかったし、同じような感想を来年にも再び持てるよう頑張りたい。


2015年1月更新: クラウド会計ソフトでのシェア、freeeがNo.1になるまでにした5つのこと – 2014年のまとめ

2014年のfreeeを振り返ってみる。最も大きな出来事は、クラウド会計ソフトにおいて「freeeがシェアNo.1」 だと確認されたことだ。

2013年末、freeeのスタッフは12人程度であった。2015年開始時点ではスタッフは総勢90名を超える陣容となっている。ソフトウェア開発を支える開発チームと、お客様に迅速で的確なサポートを提供するカスタマーサポートチームを大きく拡充した。

サポートチームは、経験に秀でたメンバーによって運営されており、マイクロソフトやGoogleなどのテクノロジーカンパニーや大手金融機関のサポート体制を構築してきたメンバーが中心となっている。カスタマーサポートというオペレーションのプロフェッショナルと、経理業務のプロフェッショナルが見事に融合したチームでサービス提供をしている。

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このようなチームを築くため、昨年6月には五反田オフィスに引っ越した。1フロアのオフィスで、全社ミーティングや外部イベントにも使えるゆったりしたリフレッシュスペースを備える。

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改めてfreee を支えてくださった皆様に大きな感謝の意を示すとともに、2015年もfreeeがさらに全力で新しい価値の提供に取り組むことを誓いたい。

3. freee創業3周年〜今後の展望

2015年8月更新: freee 3周年 – 小さいビジネスほど強くてかっこいい流れを作ろう

freee の当初のビジネス推進方法は非常にシンプルであった。

・とにかくいいプロダクトを高速でつくろう。
・それを知ってもらおう。
・使ってもらってわからないことがある人には全力でサポートしよう。

しかし、freee にとって2014年度はこれを大きく一変させる年となった。

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一番大きな変化はセールス組織の立ち上げであった。誰でも簡単に使えるソフトを目指すfreeeであるが、オンラインだけでは理解をしてもらえない局面も沢山ある。顧客のニーズをしっかりと把握し、freeeの導入を支援するのがセールスチームのミッションだ。セールス組織を立ち上げていく中で勇気づけられたのは、導入いただいた際に非常に喜んでいただけるケースが多いことであった。freeeを「知ってもらう」と「使ってもらう」の間には大きな溝が存在していて、そこに橋をかけるきっかけをつくることができたのだ。

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freeeはクラウド会計ソフト・シェアNo.1として成長している。しかし、僕たちの実現すべきことは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできる」ことであり、このミッションを追いかけるためには単に会計ソフトだけでは不十分である。

会計ソフトという、あらゆるビジネスで根幹となるシステムを基点に、スモールビジネスのプラットフォームとして成長し大きな価値を提供していくというのが今後の構想だ。小さなビジネスほど強くてカッコいい。そんな時代をつくるんだ。


2016年1月更新: freeeが2016年に取り組むこと

2015年末にオフィスを移転。場所は同じ五反田だが、今回は3つのフロアになる。昨年の年明けと比較しても、freeeのメンバーは倍以上になった。

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チームのサイズが大きくなりフロアが分かれても、一丸となって最強の変革者集団となっていきたい。

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今年は徹底的に世の中へのインパクトを「カタチ」にしていくことにコミットしていきたい。特に、今年は僕は申年で歳男となります。縁起もあってか、さらに一層のエネルギーが出せそうな歳ですので、全力で邁進していきたいと思います。

freeeを牽引するリーダーとして多くの力強い言葉を残しています。

佐々木を始めとするfreee社員一同は、引き続き「スモールビジネスに携わるすべての人が、創造的な活動にフォーカスできるよう」邁進して参ります。

そして、このビジョンの実現には「仲間」が必要です。freeeのビジョンに共感してくださる方は、是非こちら↓からご連絡ください。

新卒採用も通年で行っておりますので、学生さんからのご連絡もお待ちしております。

最後は、こちらのお茶目なツイートで締めたいと思います。

ありがとうございました。

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