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# イベント

freeeで初めてのビジコン「MAJICON」開催!主催者と優勝者に話を聞いてきました

こんにちは。freee採用PRの原です。
先日、freee社内で初の新規事業コンテスト「MAJICON」が開催されました!

本コンテストはプロダクトマネージャーの坂本が発案し、ボトムアップで立ち上がったもの。
今回は、コンテスト発起人の坂本と優勝者の藤井に話をインタビューしてきました。



坂本登史文(写真左)
2010年京都大学理学研究科修了。大手メーカー系IT企業でSAPコンサルタントとして会計システムの開発に従事。
その後、データサイエンティストとしてDeNAで活躍。
2014年3月freee株式会社に参画し、データ分析チーム・グロースチームの立ち上げ、
会社設立freeeのプロデュースなどを経て、現在は新機能のサービスに奔走中。趣味はX JAPANとBABYMETAL。(SU-METAL推し)


藤井浩平(写真右)
2014年神戸大学経済学部卒業。新卒で楽天株式会社入社。
ECコンサルタントとして、累計300店舗を担当し、2016年6月には楽天全社最優秀賞 楽天賞MVPを受賞。

2016年10月にfreeeに入社し、現在はスモールビジネスプラットフォーム事業部にて事業戦略やマーケティングに従事。
モバイルを通じたグロースハックやCM企画立案などを担当。趣味は大使館巡り。(代官山駅の近くのエジプト大使館がイチオシ)

 
-早速ですが、ビジネスコンテストの開催はfreee社内でも初めての試みでしたよね。まずは発起人の坂本さんから、どういったきっかけで「MAJICON」開催を決めたか教えていただけますか?

坂本:Weekly All Hands(週次での全社会議)での、経営チームからの発表がきっかけですね。発表のなかで「今後、新規事業を検討していく」というトピックがあったのを、みんな聞き流していたように見えて「もったいないな」と思って。

 

-「もったいないな」というと...?

坂本:例えば僕が以前勤めていた企業では、「新しい投資領域を探している」なんて話が出た翌日は、企画のメンバーは自分のアイディアをいろんな人にぶつけていた。社長宛に直接企画書を送ったって話も聞きました。1000人超えてもそういう文化を維持できている会社ってありますよね。

もともとfreeeはオフサイト(全社合宿)で価値基準や今後の事業について、みんなで真剣に話し合う場を持っていたけど、オフサイトは「お互いを知る」という目的に段々フォーカスしていったじゃないですか。代わりに、事業のことをみんなでディスカッションする機会が減ったかもしれないと思っていたんです。freeeのことを「でかい会社になっちゃったよね」と認識される方もいるなかで、ベンチャー感とかボトムアップ感を無くしたくないな、と思ったのはありますね。もっと現場を盛り上げることが大事なんじゃないかと思ったんです。

-実際に、企画を思いついた後どのように進めていったんですか?

坂本:社内のラウンジを使い、有志のメンバーでの開催にしようと思っていたので、予算もかからないし、大げさな承認フローは必要なかった(笑)でも、実際に出たアイデアを経営チームにプレゼンする機会は欲しかったので、DS(代表 佐々木の愛称)と1on1して、それだけお願いしました。1on1の後は、すぐ具体的なコンテストのスケジュールや構想を考えて、2日後には社内に「MAJICON」開催を発表しました。


-では企画からMAJICON当日までおおよそ3週間くらいですね...(笑)

坂本:ものごとはスピードもって取り組むの大事ですからね(笑)


-ふじじ(優勝者藤井の愛称)は「MAJICON」開催発表からすぐにエントリーしてたの?

藤井:いや、全く(笑)僕、「MAJICON」開催についてはランチタイムにたまたま後輩から聞いたんですよ。「ふじじさん、MAJICON出るんですかー?」って聞かれて、「なにそれ?」って(笑)そのあと説明を受けて、すっごい軽い気持ちでエントリーボタンをポチってました。


藤井:
でも、もともと「freeeはもっとこうしたらいいんじゃないか?」というのはすごく考えていたんです。なにかチャンスがあれば、すぐに自分なりのカードを出せるようにしたい、と思っていて。「MAJICON」出場を決めたタイミングでも、ふんわり考えているアイデアは2〜3あったんですが、全然定まってなかったですね。実は途中まで辞退することも考えていて...。 コンテスト開催の5日前くらいに川西さん(藤井上司)に会ったときに「MAJICON出るんだって?(俺、審査員やるから)マジでプレゼンしろよ?」って言われて(笑)


-愛のある檄ですね(笑)

藤井:それで「はっ!やらなきゃ!」とスイッチが入りましたね。

-コンテスト当日はどんな気分でした?

藤井:審査員席の雰囲気や審査員のコメントから押せ押せのムードを感じて...めっちゃ緊張しました(笑)僕のなかでは勝手に、「マネーの虎(投資家に事業アイデアをプレゼンするテレビ番組)」に出てる気分で挑んでいて、ガチ詰めされても「なんだったら、自分で今から会社立ち上げましょうか?」と返せるくらいじゃないとマジじゃないなと思ってたんです。MAJICONのMAJIって「マジ価値(freeeの価値基準の1つ)」のマジじゃないですか。だから「妥協は一切なしだな」と思いました。

坂本:
freeeにはふじじみたいにアツい思いを持ちながらも、もやっとしている人がたくさんいるかもと思っていて。それを発散する場として「MAJICON」が機能していたのであればすごく嬉しいですね。

▼優勝後、藤井が経営チームにプレゼンを行う様子

 

-次回開催も検討されているそうですが、具体的に次回「MAJICON」の構想があれば教えてください。

坂本:今回は「新規事業を考えよう」というのがテーマでしたが、もうちょっとテーマを特定した形でやるのも面白そうですね。それこそ組織的な課題の解決であったり、あとNPSをいまのX倍にするには?とか。

経営チームは経営の知見はあるけど現場を見る時間は少なくて、逆に現場のメンバーたちはビジネスの肌感はあっても、500人の会社をどう経営していくか、というノウハウはない。ちゃんと経営チームと現場メンバーの間でフィードバックがまわる状況にしたいですね。「経営チームの言っていることは絶対的に正しい」って会社が多いと思うんだけど、価値基準で「あえて共有」と掲げているように、「オープンにフィードバックしあうことで一緒に成長する」というのを体現する組織でありたいな、と思っています。

藤井:第2回も手抜き一切なし、経営チームもメンバーもぼこぼこにされる覚悟で「マジ」なプレゼンがたくさん聞けたら、面白そうですね!