会計業界をもっとスマートでカッコ良い業界にしたい!26番目の社員に聞く、freeeへの思い
こんにちは、採用PRインターンのいくをです。
今回は、freeeができて間もないころ26番目の社員として入社した根木さんのインタビューです。freeeでは当社の 理念やサービスに共感する会計士事務所の方々に「認定アドバイザー」として協力していただいており、根木さんは現在PMM(Product Marketing Manager)として認定アドバイザーとの連携強化で活躍しています。
認定アドバイザーとは ?
freeeについて理解し、ユーザーのサポートをしていただける方のことです。 freeeは会計事務所の皆さまを「製品の販売先」ではなく、「スモールビジネスをともに支えるパートナー」と考え「freee認定アドバイザープログラム」を無償で提供しています
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社会へ与えるインパクトを求めてfreeeへ
―今の仕事内容について教えて下さい。
2017年4月より、PMM(Product Marketing Manager)という役割を担うことになりました。PMMとしての私の役割は、freeeのプロダクトの中に会計事務所視点から「会計事務所にとっての武器」になる機能、使い方を盛り込み、さらにそれを freeeの営業部隊に浸透させたり、私自身が実際にセミナー等の場で皆様に直接お伝えするといったものです。
弊社には、PM(Product Manager)というプロダクトを定義する役割もありますが、それとは異なり、皆様にfreeeの製品の強み・価値をお伝えしていくことに主な責任を負っています。
―freee入社前は何をやっていたのでしょうか?
freee入社前に2社経験しています。新卒でNECに入社し、IT製品全て(PC、サーバー、業務システム、ネットワーク etc...)をカバーする営業をしていましたが、カバー範囲が広すぎて専門性が持ちづらく、また事務処理も膨大だったため、もっと特定領域の大型商談に専念したいという思いで国内ERPパッケージメーカーへ転職しました。そこでは、会計・販売管理・調達管理・人事給与という業務領域において、NEC時代には持てなかった「提案」という仕事の難しさや奥深さを感じながら働くことができていました。
―freeeの入社のきっかけを教えて下さい。
freeeとの出会いは転職サイト経由、代表の佐々木から直接メッセージをもらったことです。前職では社会に対して与えられるインパクトの大きさについて悶々とすることがありました。日本を代表するような大手企業をクライアントとしていましたが、大手であるが故の変化の遅さに課題を感じていました。
freeeがサービスを提供するスモールビジネスのマーケットでは、バックオフィス業務を煩わしいと思っている経営者は多く、1つ1つは小さくても、マーケットに与えるインパクトはスモールビジネスの方が大きいのではないかと感じました。そんなことを佐々木と話して、その言葉に背中を押されました。2014年4月、26人目の社員としてfreeeに入社しました。
一貫して携わってきた会計事務所向け営業、ようやく事務所経営を根本から変えていくことにチャレンジできるところまできた
―freeeに入社してからの仕事はどうでしたか?
入社当時から一貫して会計事務所様向けの営業を担当してきました。当初は認定アドバイザーの皆様向けの研修の立ち上げや運営を行っており、私自身も研修講師として皆様と接してきましたが、当時はプロダクトに不十分な点も多く、ジレンマを抱えながら受け答えしていたのをよく覚えています。1年後には、メンバーも増え、営業組織として再スタートしましたが、認定アドバイザーの皆様にもっとfreeeを活用していただくにはどうしたらいいか、試行錯誤の連続でした(もちろん今もそうですが…)。
―どこで流れが変わったと感じましたか?
転換期は2015年の年末、freee全社として会計事務所とのパートナーシップに本格的に投資を行うことが決まってからだと思います。そこからの1年間で営業メンバーの増員だけでなく、会計事務所向け機能の開発割合も大幅に増え、単なる製品紹介ではなく、会計事務所のビジネスモデルを根本から良くしていくためには何をどうやって提案すればいいか、ということを追い求める組織に変わってきました。
具体的な内容への言及は避けますが、freeeとビジョンを共にする会計事務所様と、現在freeeをベースとしたビジネスモデルや業務フローの再構築を一緒に行っています。証憑管理や入力などの業務フロー設計に始まり、顧問先とのコミュニケーション方法や、事務所の料金プラン、顧客への提案方法に至るまで、高収益な体質を作るために事務所経営の根本から変えていくことにチャレンジできるところまではやってこれました。
ービジネスモデルを考え直すにあたって何を意識してきたのでしょうか?
私自身がこだわってきたのは、事務所経営の本質にいかに迫れるか、ということです。例えば、会計事務所の典型的なビジ ネスというのは、年間数十万の報酬を一顧問先から売り上げるというモデルですが、売上を増やそうと思った時には、この報酬を固定的なものと考え、どうしても数を増やすという方向で考えてしまいがちです。のと考え、どうしても数を増やすという方向で考えてしまいがちです。しかし、どうやって適正な価格設定をするか、という論点にはほとんど時間が使われていません(長年、報酬規定があったのでしょうがないのかもしれませんが)。
極端な話、単価が2倍取れれば、顧客数は2分の1で良いわけです。ただ、同じ事務所内で同じ報酬の顧問先であってもサービスレベルが違うということはよくあると思います。価値を提供した分、報酬に繋がるのは当たり前のことですが、残念ながら、その価値が伝わっておらず、報酬に繋がっていないことがこの業界では多々見られるため、freeeを使ってその当たり前が実現するためのお手伝いをもっと行っていければと考えています。
会計業界をもっとスマートでカッコ良い業界にしたい
―アドバイザーの皆様に是非使って欲しい機能は何でしょうか?
アドバイザーの皆様に今一番使っていただきたい機能は「自動帳簿チェック」機能ですね。これは「会計freee」の帳簿の内容を自動的にチェックし、アラートを出してくれる機能なのですが、1stリリースでは、①口座残高のマイナス、②「自動で経理」の未処理、③実際の口座残高とfreee上の残高のズレ、という3つのチェックをしてくれます。
freeeは 同期している限り残高のズレが起こらない、というのがウリですが、設定ミスによりそのズレが起きてしまうという側面も持っています。そのような時にこの機能が重宝するのではないかと思います。今後はその他の科目についても、税務上の一般的なチェックなどを自動でできるようにしていく予定ですので、今後の開発にもどうぞご期待下さい。
―最後に、今後の目標を教えて下さい。
今後はPMMという立場で、会計事務所の皆様ともっと広い関わりを持って、前述のような経営改革事例をもっと増やしていきたいと思います。そして、かなり長期スパンですが、会計業界をもっとスマートでカッコ良い業界にしていけたらと思っています。
個人的には、この業界は他には類を見ないかなりやりがいのある業界だと思っており、その証拠に公認会計士の方も監査法人の高収入を捨てて、この業界に参加する方が増えてきています。それはやはり経営者の右腕になることの意義を感じていることだと思うので、その「経営者の右腕」という確固たるポジションを活かして、従来業務に限らず仕事の幅を増やしていけば、必ずもっと人気の高い業界になるだろうと確信しています。この考えに賛同頂ける皆様ともっと連携を深めていきたいですね。