【新卒研修 vol.3】スモールビジネスのバックオフィスを探れ!一週間常駐編
こんにちは、今年の4月からfreee株式会社に新卒入社した『yoshiki』です。今回は、freeeの新卒研修レポートvol.3です。vol.1では入社式と軽井沢でのアスレチック研修について、vol.2では常駐研修の準備についてをお届けしてまいりました。vol.3では、freeeの新卒研修2週目に行った内容をお伝えしていきます。
弊社の新卒研修2週目で行ったのは、「1週間企業に常駐し、バ ックオフィスのリアルを知る」というものです。受け入れ先にはfreeeを導入していない計6社の企業にご協力を頂きました。さらに、それぞれのチームが見聞き経験した内容をfreee社内で発表し、優勝チームを決めます。
私たちが常駐した企業
私たちのチームは飲食店や理美容店へのレンタルおしぼり事業を行うFSX株式会社に常駐させて頂きました。
FSXさんは自社工場を持っており、レンタルおしぼり事業で利用する、おしぼりの生産、洗濯/洗浄、配送/回収まで全てを行っています。また、おしぼりだけではなく、飲食店や理美容店、オフィスで必要になる備品等も扱っており、お客様の店舗で必要な備品の調達プラットフォームを提供されています。
今年、創業50周年を迎え、それに先駆けて昨年秋頃に「(株)藤波タオルサービス」から「FSX株式会社」に社名を変更し、さらなる発展を目指している非常に勢いのある会社です。
研修を通して
今回の研修があることを明かされたのは入社直前のことでした。正直なところ、この時は「研修を早く終わらせて1人でも多くのお客様に提案をしたい」という思いでいっぱいでした。しかし、この常駐研修の超実践的で革新的な内容を聞いてからは、「これは面白そうだし、自分にとっても良い経験になるな」と感じました。そして、実際にその期待は見事に的中しました。
実際どうだったのか
既述してますが、結論から言うと、今回の研修には非常に満足しました。理由としては大きく3つです。
⑴ 一般的に想像されるような研修とは全然違った
⑵ 得たものをfreeeへ直接的に還元することができた
⑶ 現場に出ないと得れないものを得られた
それぞれ、もう少し詳細に書いていきます。
⑴ 一般的に想像されるような研修とは全然違った
◼︎ 裁量が与えられ、自分の力が試された
一般的な研修では、上から言われた時間割を受け身でこなしていくというものが多いと思います。しかし今回の研修は「中小企業のリアルな業務を手伝わせてもらって、学んだことをプレゼン資料とレポートにまとめて社内に発表して」とだけ言われて、いきなり現場に飛び込むような形でした。
最終的に何をゴールに置くかというところから、どのように時間を使っていくのかまで、自分たちで考えて動くことが求められたので、チームビルディングや情報収集力など様々な力を研修の場では試されました。ただ単に、常駐先の企業から与えてもらうだけではなく、何かしらの形で価値を提供したいという思いから、最終日には、常駐先のFSX社の社長や役員の方々に対して業務効率化の提案も行いました。
結果として、目の前のお客様のことを本気で考え抜いて価値を提供していくことを、新卒2週間目にしていち早く経験することができました。
⑵ 得たものをfreeeへ直接的に還元することができた
◼︎ 社内への報告内容が事業へ還元された
研修後、研修の内容や学んだことを各チームがfreee代表の佐々木をはじめとする役員陣や先輩社員に向けて報告しました。
現場のリアルなバックオフィスの課題や今後freeeがどうやってスモールビジネスの方々に価値を届けていく必要があるのか、自分たちで考えた仮説を元に、freeeの未来やどうやったらもっと価値の高いサービスを提供出来るかを経営陣と直接意見を交わせるのはfreeeならではないかと思います。
後日、この報告の中の意見が営業資料に使われたりと、会社の事業へ還元されています。
⑶ 現場に出ないと得れないものを得た
◼︎中小企業のリアルを知ることができた
今回の研修の最大の目的である”中小企業のバックオフィスのリアルを知る”ということを、現場に入り込んで実際に作業を行ったり、インタビューを行うことで経験しました。
どんなシステムを使っていて、どんな業務フローで、誰が、どのくらいの時間を費やしているのかを目にすることで、中小企業のバックオフィスがどのように行われているかを頭の中に具体的にイメージすることができるようになりました。またそれだけではなく、商慣習やお客様の生の声を聞けたことによって、お客様の目線に立って考えられるようになったのは、今後freeeで働く中でかけがえのない財産になったと思います。
目の前で困っている方々を助けたい
FSX株式会社様には、通常の業務でお忙しい中丁寧に業務を教えて頂いたり、インタビューの時間を割いて頂いたりと、本当に感謝してもしきれないくらいお世話になりました。また、業務後に夕食に連れて行って頂き、仕事以外のお話もすることで研修中だけの関係ではないほど親睦を深める機会をいただきました。
その結果、目の前のお客様を幸せにしたいという思いを持つようになりました。今までは、お客様をどことなく他人事として捉えており、徹底的にお客様に向き合う姿勢というのが欠けていました。しかし今回の研修を通して、どんな思いを持ってビジネスをしているのか、何に喜びを感じ、何に課題を感じているのかを知ることができました。企業のバックオフィスだけでなく、働く人のリアルな思いに触れることで、心の底から力になりたいと思うようになりました。
まとめ
今回の研修は私達がfreeeで働く上での原点となるものだったと思います。これからfreeeで自分がどのように行動していけば良いのか、どんな価値を社会に届けたいのかが研修を通じて明確になりました。
freeeのビジョンである「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」を実現できるように、これからもお客様に向き合っていきます。
次回は、この研修を企画してくださったメンバーからのコメントです