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# 新卒入社# 研修

【新卒研修 vol.2】スモールビジネスのバックオフィスを探れ!準備編

こんにちは、2017新卒のはやとです。
前回はminaといまむーによる入社式と軽井沢研修レポートでしたが、今回は新卒研修の大イベント「『常駐研修』の準備期間」に関してお伝えします!

激動の軽井沢研修が終わった次の日、「百聞は一見に如かず!ということで来週からチームに分かれて企業に常駐し、バックオフィス業務の体験をしてきてください!!」 と通達がありました。
受け入れ先にはfreeeを導入していない計6社の企業にご協力を頂き、常駐研修開始までの猶予3日間。その間に訪問先企業のバックオフィスに関する仮説立てを行いました。今回のブログでは、その仮説立て段階で学んだ事についてシェアしてきます。

ー常駐研修とは?

 freeeは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」というビジョンを掲げています。クラウド会計ソフトfreeeをはじめ、クラウドサービスを通してお客様のバックオフィスを最適化し、本業に集中できる環境づくりを目指しています。
 社内でも積極的にそれを実践しており、特に弊社の経理/会計/労務に関しては弊社サービスである会計freeeを自社でも活用し、限られた人数で経理/会計業務を回すことができています。
 しかしバックオフィスに課題を抱えている企業、つまり今後私たちがお客様として接するような企業のバックオフィスについては、見たことも・経験したこともないという問題がありました。freeeを導入していない企業のバックオフィス業務のリアルを知ることは、お客様に寄り添った提案やプロダクト開発を行っていく上で、とても重要です。私たち新卒社員にはその重要な経験が欠けていました。そこを補うという目的で今回常駐研修が行われました。

ー常駐研修の準備

担当企業のパンフレットと共に、まず僕たちのチームが取り掛かったのが、「目標設定」と「仮設立て」の2つです。

ー目標設定

最初に話し合ったのが目標設定。チームにとって、どういう目標で頑張っていこうと考えた時に、出てきたキーワードが「NPO法人」でした。6チーム全てが別々の企業に訪問するが、その中でも唯一NPO法人に訪問するのが僕らのチームだったからです。そして議論の結果、「freeeの役員にNPO法人に関しての新しいインサイトを与えること」を目標へと決めました。

ー仮説立て

次に取り掛かったのが「仮説立て」です。
仮説立てとは、実際に訪問する前に出来る限りの情報を集め、訪問企業のバックオフィス関しての自分たちの仮設を立てるというものです。仮設が必要な理由は、5日間という限られた日数の中で訪問企業のバックオフィスを知るためには仮説を立て、それを検証することで理解を深めていく必要があるからです。

まず私たちはバックオフィス理解の足がかりとしてビジネスモデルを図解するところから始めました。

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常駐研修準備での学びこの準備期間の中で、2つの大きな学びがありました。

ー目標を見失うな

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仮設立ての最終に行ったことは以下のようなものでした。

<<最初にインターネットで探した情報を元に、ビジネスモデルはこうかもしれないといった仮設①を立てる。次にその仮設が正解という前提で次の仮設①−1を立てる。しかし、その仮設が正解でない場合も考えて仮設①−2を立てる。>>
この流れを繰り返し、繰り返した結果、自分たち自身が今何を考えていて、これから何を考えなければいけないのかわからなくなりました。

仮説を立てることはとても大切ではあるが、仮説に仮説を重ね、何度も想像を膨らますことで、時に迷路に迷い込むことがあります。本来の目的であるバックオフィスの理解を深めるために仮説を立てていたはずが、仮説の海に溺れてしまい、何を、今するべきなのかわからなくなる瞬間がありました。

そんなときに心がけたのが「今何のために頑張ってんだっけ?」と目的を振り返ることです。必ず目的を絶えず目の前に置き、その目的を達成するために必要な検証項目としての①、②、③を置き、それらに仮説を立てることで、目的を見据えた上で、本当に必要な検証のための仮説を立てることが出来ると気づきました。

この経験から学んだことは、目的を確認し合う大切さです。迷ったときには目的に立ち返り、ごちゃごちゃした現状を見つめ直すことで、本当に今するべき事が見えてきました。目的の確認は、時に回り道のように思えるときもあったけれど、振り返ってみると必要不可欠なプロセスだったと気づきました。

考えていることを躊躇せずぶつけ合う大切さ

仮説立ての議論の最中、何度も話が噛み合わず、ピリピリした時間が流れていました。振り返ると理由とは簡単で、いろんな言葉のニュアンスや定義がズレていた結果、お互いに話している内容がズレていたからです。

話し合いの中で分かり合えていないまま進んでいく議論の中、チームメンバーのshinoちゃんから「今って何話してるんだっけ?」との一言がありました。その言葉を受け、互いの考えをぶつけあいました。
「それってこういうこと?」
「なんでそれって話す必要あるの?」
そんな疑問を何度も何度も投げかけ、互いが同じものを見えているってわかりあえるまで議論しました。その結果、よりチームとして信頼し合える仲間になれた気がします。

この経験で学んだことはわからないことを敢えて聞きあう大切さです。切羽詰まっている中、時間が無く、片付けるタスクが山積みになっているミーティングの中で、「それってどういう意味?」、「それって目的に合ってるの?」といった質問には勇気がいります。しかし、チームの中でズレを放置したままではそれ以上前に進めなくなるときもあります。だからこそ、時には勇気を出して躊躇せずに自分の気持を吐き出し、分かち合う事が必要だと感じました。

まとめ

新卒入社の社会人として新しい業務にあたふたしながら忙しい毎日ですが、
①「何のために今この業務を担当しているのか」という目的意識を忘れない
②わからないことや疑問に思ったことに目をそらさない

上の2つの学びを忘れず、研修明けの業務も頑張っていきたいと思います。

次は、ついに常駐研修現場の様子をお届けします!
担当は「チームおしぼり」です。飲食店などにおしぼりを提供している、FSX株式会社に常駐してきたチームです。お楽しみに!