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産休・育休メンバー座談会

座談会参加メンバーの写真

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

職種も役割も異なるfreee社員達が経験してきた、産休と育休。取得までの流れ、ジャーマネや周囲のメンバーとの関わり方、制度の活用などざっくばらんに語ります。

対談メンバー

上原の写真

マーケティング本部 コンテンツエクスペリエンス部

上原麻奈美|2019年中途入社

沖縄県出身。Webデザインに従事したのち、デジタルエージェンシーにてWebディレクション&Webプロデュース業務を担当。その後、2019年にfreeeへ入社。入社以来4年間、マーケティング部署に所属し、デジタル領域でのマーケティング施策を担当している。

坂本の写真

新規事業本部 プロダクトマーケティングマネージャー

坂本航|2020年中途入社

新卒で大手SIerに入社後、2020年1月にfreeeへ入社。入社後、セールス・セールスマネージャーを経験したのち、PMMとして複数事業の立ち上げを担当。趣味は息子の成長を見守ること。

辻本の写真

CCO(Chief Culture Officer)

辻本祐佳|2017年中途入社

和歌山県出身。東京大学法学部を卒業後、楽天株式会社での法務経験を経て2017年8月freee入社。今後のfreeeカルチャーを再定義するプロジェクト参画をきっかけに、2018年7月から社内のカルチャー浸透・組織での体現に取り組む。趣味は漫画・小説で、あれこれ読んで感想を語るのが好き。

※ジャーマネとはfreeeにおけるマネージャーのことで、メンバーのパフォーマンスを引き出す芸能界のジャーマネのような「役割」であって欲しいと意志をこめて名付けています。

「なんとかしとくから、とりあえずいっといで。」

みなさんの入社から休暇・復帰の経緯を教えてください

上原:入社後3年目の2022年に約1年間ほど産休・育休を取得しました。保育園入所を目指していて、点数を加点するため早めに復帰しました。

坂本:インサイドセールスとして入社後、セールスやマネージャーを経てPMMへ。丸5年働いた頃に第一子を授かり、予定日の半年前に相談して6ヶ月の育休を取得しました。育児に専念した後に復職。復職後は新規事業に飛び込み、仕事も育児もカオスな毎日を楽しんでいます。

辻本:私は、入社後に結婚して出産しました。子供を持ちたいと考えていることはfreeeの面接でも面接官だった武地(現CSO)に伝えていましたし、当時のジャーマネだった東後(現CPO)にも子供が欲しいという話をしていました。 その後、コロナ感染者がピークの時期に妊娠したのですが、業務上ではチームマネジメントに自信を失っている時期で、回復できないまま産休・育休に入りました。半年後に復帰したのですが、オフィス移転のプロジェクトを任せてもらい、それを成し遂げた時は自信になりました。もちろん復帰後は大変でしたが、今振り返ってみるとあのタイミングで復帰したのもよかったかなと思っています。

産休・育休前はスムーズに取得できましたか?

上原:体調もよかったので業務にも影響なく、休みの取得もスムーズでした。当時のまわりの反応はあまり覚えていないのですが、淡々と取得に向けたコミュニケーションが進んだ印象です。復帰も見越していたので、一年後には戻ってくる前提で休みに入りました。

坂本:非常にスムーズでした。出産予定日の半年前に上司へ相談したところ「長く休んでみたら?」と快く背中を押してもらえました。早い段階で相談できたおかげで、引き継ぎの準備もしっかり時間を使うことができ、安心して育休に入ることができました。

辻本:東後が「なんとかしとくから、とりあえずいっといで」と言ってくれたので、とてもスムーズに取得できました。メンバーがどう感じているのかだけが気がかりでしたが、メンバー全員が私の意思を尊重してくれたことには感謝しかありません。

産休・育休を取る前に不安に感じていたことはありますか?

上原:社会人経験も長いですし、無理せず働ける範囲を把握していたので、特に不安はありませんでした。産休・育休取得の前に、復帰後の業務調整もできる環境だとわかっていたので不安なく過ごせました。

坂本:長い期間離脱をすることで会社に迷惑をかけないか不安でした。また、復職が近づくにつれ、変化の速い環境についていけるか心配でした。半年間完全に仕事を離れていたため、新しいツールや情報についていけず「浦島太郎状態」になるのでは?という恐怖を感じていました。

辻本:産休を取得することによって周囲からどう思われるのか、が一番気がかりでした。産休取得の直前にCCOに就任したのですが、何も果たさないまま休みに入っていいのだろうかという不安やプレッシャーがありました。(2020年7月にCCO就任、2020年11月から産休)そんな中、周囲からは、「そんなこと気にせず、いってきてくださいよ」という寄り添いがあったことにはとても救われたことを覚えています。

周囲からはどのようなサポートがありましたか?

上原:業務に支障がでそうな場合にはあらかじめ相談するようにしており、それを問題なく受け入れてもらってたので助かっていました。不測の事態が発生することもありましたが、「家族優先で」とジャーマネに言っていただいていたのも心強かったです。

坂本:復職初日にSlackで"おかえり"のスタンプが大量に飛んできたのは素直に嬉しかったです。それ以上にありがたかったのは、"お帰りなさい"のあと間髪入れずに「これやってほしい」と仕事が降ってきたこと(笑)。変に気を遣われるより、戦力として期待してくれたことですごく復帰しやすかったです。実際、周りにも子どもの送り迎えで夕方抜けたり、看病で急きょリモートに切り替えたりしているメンバーがいて、「お互い様だよね」という空気が自然にあるのはfreeeらしいなと思います。

辻本:当時はコロナ禍だったこともありフルリモートだったことは、体調面ではとても助けになりました。体調が悪くなってしまうことはどう頑張っても避けられないのですが、気持ちが悪くなってしまった時にカメラオフ、ミュートにして、休憩したりしていました。また、1on1の文化が根付いていることもあり、育休中にも「復帰前に1回話しておきましょう〜、お茶かねて1on1しませんか〜」という会社からの声もあり、社内と断絶しない繋がっている感じがあったのは復帰に向けてとてもポジティブに働きました。また、freeeには、それぞれのライフイベントを喜べる大前提があります。私は、結構産休を取ることに引け目を感じていたのですが、誰にもそんなことは言われませんでした。みんなが応援してくれたその雰囲気も大きなサポートになりました。

柔軟な対応に助けられた復帰直後。

産休・育休の間はどのように過ごしていましたか?

上原:1人目の子供がこども園に通っていて、降園後の公園遊びに付き合うなど今しかできない時間を過ごしてました。また、家族の料理・筋トレ・お出かけを楽しんだり、復帰を見越した生活のルーティン作りに向けた準備も進めてました。朝の方が自分の時間を作りやすいこともあり、朝型の生活リズムに移行し、家事の効率化ができるように1週間のメニューを大体決めたりしていました。せっかくなので勉強する時間も作って、英語や簿記の勉強にも取り組みました。

坂本:仕事のツールは全てシャットダウンし、妻の実家に里帰りして完全なオフ状態で育児に向き合いました。元々はIHコンロの電源すら入れたことがないレベルでしたが、朝から晩までオムツ替えや料理、寝かしつけ、夜泣き対応などに追われる毎日を過ごしました。体力的にも想像以上の大変さを実感しながらも、日々成長する子どもや妻とじっくり向き合えるかけがえのない時間になりました。

辻本:産休の間は人生最後の夏休みだよと言われ(笑)、本を読んだり、昼寝したり(臨月は本当に眠気が強かった)、子供用品を買いに行ったり、産後できなくなるだろう手の込んだ料理を作ったりしていました。一方で出産後は、病人みたいな感じでした。1ヶ月くらい体調が安定せず、パートナーや親の助けを借りながら、寝られるときはとにかく寝て身体の回復に努めていました。その後少しずつ、子供のサイクルができてくると、それに合わせてミルクをあげながら家事をしたり、一緒に散歩をしたり、買い物に行ったりするだけで一瞬で一日が終わる日々でした。出産前は、「3時間サイクルって余裕じゃん」などと思っていたのですが、いざやってみると、おむつを替えて、ミルクをあげて、また寝かしつけて、その片付けをして…とやっているとけっこう時間がかかり、すぐ次のサイクルが来るんですよね。日常を一生懸命まわしていた感じでした。

具体的にはどのように復職しましたか?

上原:復帰前の面談でどういう役割で復帰するかを相談し、勝手を知っている領域で復帰することにしました。これまでの経験や領域での知見を活かして、力になれるであろう領域での復帰だったので、復帰はしやすかったです。実は復職直後に、子供が怪我で入院してしまうアクシデントがありましたが、原則週3日出社になっているところを、業務に支障がないように、在宅業務に調整してもらいました。このような柔軟な対応はとても助かりました。

坂本:復帰直後は新しいツールや知らないメンバーが増えており浦島太郎状態でしたが、「休んでいた期間の全てを追うのは無理」と割り切り、わからないことは素直に周囲に頼るようにしました。復帰3日目には(笑)上司から新規事業を任され、カオスな状況の中で強制的に走りながら手を動かしたことで、自然と仕事の勘を取り戻すことができました。

辻本:元々は、キリよく7月1日復職予定だったのですが、慣らし保育があるため2週間ほどずらしてもらいました。育休期間中も時々ジャーマネと1on1で最近の様子を聞かせてもらったり、こちらの状況を伝えたりしていたので、やりとりは比較的スムーズでした。復帰の1週間前には稼働時間や仕事の進め方の相談もしました。その上で「その通りやれないこともあると思うから、一旦やってみて何かあれば言ってほしい」と言ってもらえたことは本当に有り難かったです。

復職後に変化を感じたことはありますか?

上原:大きくはないです。組織的に人数が増えていたのが1番の変化でした。業務やタスクでいうと、復帰以前と同様に各個人が目標を持って進めるスタイルで、仕事の進め方は変わりませんでした。

坂本:子どもと少しでもコミュニケーションを取りたいので"19時には絶対帰るぞ"という制約を作りました。最初はキツいと思いましたが、制約があるほうが頭が回ることに気づきました。ダラダラ考える時間が減って「今日中にここまで!」の精度が上がった実感があります。また、育休を通して家族と過ごす時間の尊さを知ったことで、仕事だけでなく家庭も諦めずに「両立」を楽しもうという前向きなマインドに変わりました。

辻本:当然ですが、シンプルに仕事に使える時間は減りました。これまではあまり仕事とプライベートが分かれていないタイプで、人生と仕事がシームレスでした。子供が生まれてからは、16:30くらいまでしか仕事ができないので、1日あたり3時間くらい仕事できる時間が減った感覚でした。常に途中で終わる、今日やろうと思っていたことが終わらないまま強制終了するしかなく、家に帰って続きをやることができない状況に最初は頭を抱えました。でも、前提条件の大きな変化を受け止めつつ、別のやり方を考えようと頭を切り替えましたね。

freee最大のサポートは育児を応援する「雰囲気」

freeeの育児サポートはどんなところが良いと思いますか?

上原:自分自身が調整がつかない時に、家事代行を利用していました。元々使わなくても問題ないと思っていたのですが、困った時の一つの手段としてこのようなバックアップがあることは、とても助けになりました。

坂本:男性の育休取得が特別ではなく当たり前のカルチャーである点です。同僚も子どもの送り迎えや体調に合わせて柔軟に働いています。復職後も「特別扱い」ではなく一人のメンバーとしてフェアに期待し、自分で居場所を作りにいける環境があることに感謝しています。

逆に現状の育児サポートで課題に感じていることはありますか?

上原:freeeのサポートを実際には活用しきれていないのですが、活用できればもっと家事が楽になるんだろうと思います。あることを知らずに活用できていない人もいる可能性があるので、どんどん使ってほしいなと思いました。

坂本:freeeの制度自体はすごく充実していて、正直「制度面で困った」という場面はほとんどありません。ただ、制度の"外"にある空気感みたいなものには課題を感じています。たとえば、世の中的にはまだ「男性が半年育休を取る」と言うと「えっ、そんなに?」という反応が返ってくることのほうが多い。freeeの中では当たり前でも、社会全体ではまだ"特別なこと"として扱われる現実があります。あとは、保育園の送り迎えが本格化して、時間の制約がさらにシビアになったとき、今の働き方でどこまでやれるかは未知数です。「育休を取って終わり」じゃなくて、そこからが本番だと思っているので、働き方の柔軟さが本当に試されるのはこれからだなと。個人的には、男性が半年や1年育休を取っても「まあそうだよね」と誰も驚かない世界が来てほしい。freeeがその当たり前を社外にも広げていける存在になれたら、それってめちゃくちゃマジ価値(※ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持っていえることする)だなと思っています。