freeeのオフカツってどんなものがあるの?「Blue Heart Initiative」の活動に迫る!
こんにちは、採用広報の西木です。
freeeには「オフカツ!」という部活制度があります。
ジャンルは幅広く、野球部・登山部などの運動部や、軽音部・ファミコン部などのサブカル系、なかには「米米倶楽部」という、ただただ美味しい米を食べようというコンセプトのものまで。
有志によって立ち上がった部活は、共通の趣味から生まれる社員同士のコミュニケーションにつながっています。
(※過去記事→ボルダリング部・軽音部・釣り部)
今日はfreeeのオフカツ!のうちの一つであるBlue Heart Initiative(ブルー・ハート・イニシアティブ)を紹介します。こちらはCSRやCSVといった観点で、ビジネスではない手段を用いて社会に貢献できる方法を模索しているオフ活です。
名前もユニークながら取り組みも魅力的で、今回は活動内容とその想いをインタビュー形式でお送りします。
さらには活動の一環で被災地のスモールビジネスへのインタビュー企画も行い、以下のリンクからたどることが出来ます。
(旅館・春木屋さん、土地家屋調査士・澤田さん、(有)森石材さん)
プロフィール
【左】
中村龍生(Ryuki Nakamura)
2017年、早稲田大学を卒業。新卒でfreeeにジョインし、1年半ほど新規法人営業を担当した後に、既存のお客様に対してオンボーディングを担当する部署に配属。今年の目標はシベリア鉄道でロシアを横断すること。
【中央】
中内稀誠(Kisei Nakauchi)
アメリカに11年・メキシコに7年滞在した後、国際基督教大学に入学。
2018年4月、新卒でfreeeにジョイン。現在は中小企業へ向けて人事労務freeeのセールスを行なっている。趣味は映画鑑賞で、好きなメキシコの俳優はディ エゴ・ルナ。
【右】
大杉雛子(Hinako Osugi)
神奈川県出身。上智大学法学部にて、憲法ゼミに所属し人権について学ぶ。2018年新卒としてfreeeにジョイン。現在は個人事業部でマーケティングを担当。
趣味は美術館巡り(アート自体も好きだが、来場者観察の目的もある)と読書。
ーBlue Heart Initiativeとはどんなオフ活か、詳しく教えてください。
中内:CSRやCSVといった観点で、ビジネスではない手段を用いて社会に貢献できる方法を模索している団体です。
CSR(Corporate Social Responsability)は「企業の社会的責任」のことで、ボランティアや寄付という一般的なもの。
CSV(Creating Shared Value)は「共有価値の創出」という意味で、その企業の持つ強み、経営資源や専門性を活かして、ビジネスとして社会問題を解決するというものです。
中村:簡単にいうと、会社としていいことしていきましょうということです(笑)
ー名前の由来を教えてください。
中村:Blueはfreeeのコーポレートカラーを意識したことと、「青い空と海を大事にしましょう」というもの。Heartは、社員のハートを豊かにする活動に参加し全力でコミットすることと、問題の心臓部を見極め、本質的な解決案を考え行動しようという意味が込められています。後半はfreeeの価値基準でいうと、「Hack Everything」ですね。
大杉:Initiativeは日本語訳で「自発力」「率先」「第一歩」という意味。私たちが率先してCSV活動にコミットし、環境や地域をよりよくする第一歩を踏み続けるという感じ です。
ー始めたきっかけを教えてください。
中内:新入社員研修のときに、社内のプラスチックごみの分別がしっかりされていないことに問題意識を感じたんです。そこでCSR/CSV部署があるかを確認したところ、ないことが判明。「作れば?」と言われ、スモールスタートでもいいかなと思いオフ活に申請しました。現在はまだ人数は少ないですが精力的に活動しています。
中村:僕も元々「環境」というテーマに興味がありました。プラスチックごみを出さないために入社当初からマイカップを使っていました。そして話をきいたとき、ミッションに共感できると思い参加しました。また、CSRという観点からスモールビジネスやfreeeを見つめることで、今まで持ち得なかった視点から仕事を振り返る事ができると思いました。
大杉:基本的に一瞬でも面白いと思った誘いは断らないようにしているので、とりあえず「面白そう、やるやる」と二つ返事で参加を決めました。その後、具体的な方向性やfreeeだから出来ることなど、メンバーと話を進めていく中で、将来的なCSRとの繋がりや活動としての拡張性なども見えてきて、より面白みを感じて本格的に活動に加わり始めました。
ー今までの、主な活動内容を教えてください。
中内:特に印象に残ってるのは、隅田川沿いでのPlogging(プロギング)ですね。これはスウェーデン語の「Plocka - 拾う」と「Jogga - 走る」を合わせた造語で、 ジョギングしながらゴミを拾うというムーブメントです。
4人1組になり可燃、不燃、缶・ビン、ペットボトルと担当するゴミを分け、同時に3チームがスタート。一見ゴミのないように見えるランニングコースでしたが、道の横・タイルの隙間・ベンチの下などにはたくさん落ちていました。
中村:僕が一番印象に残ったのは「プラスチックを一切使わないということは無理ですが、出来るところから無くしていくことは可能です。小さな努力が大きな変化を生むかもしれません」というイベントをサポートしてくださったコーチの言葉です。確かに世の中のゴミや汚染問題などはキリがないと感じてしまうかもしれません。しかし、一人一人が小さな努力を長期的に行った場合、大きなインパクトを出すことがあります。それはなんとなくSaaSのビジネスモデルに似ているような気がしました。
(当日の様子)
大杉:ほかには社内のゴミ分別の意識改革のために、ゴミ箱に紙を貼りました。また気になる環境系のニュースがあれば社内SNSで共有したりしています。
ー被災地でのインタビュー企画を行なったと聞きましたが、経緯を教えてください。
中内:初プロジェクトをどうするのかを考えていたときに西日本豪雨があり、何かしたいと思ったのが始まりです。その時からテーマが「被災したスモールビジネスの立ち直 り支援」でした。
中村:最初はクラウドファンディングを考えていましたが、話し合いを重ねて行くうちに手段にこだわる必要がないと判断したため、別の方法を考えることになりました。クラウドファンディングは個人でもできるので、freeeが会社としてやって意味があるものにしようと。
大杉:そこでやりたいことの本質は「被災した経営者のノウハウを残すこと」だと気がつき、最終的にはインタビュー形式になり、人にフォーカスをした記事を執筆しました。
詳しい記事はこちらです↓↓
★どんなに苦しく絶望的な状況でも諦めない大切さ ~被災した経営者たち 第一弾~
(東日本大震災で被災した旅館「春木屋」の挑戦)
★喉元すぎても熱さを忘れず ~被災した経営者たち 第二弾~
(復興に尽力した土地家屋調査士と、その目でみた「いわき」)
★家も工場も津波で大規模被災。負けてられっか精神での事業立て直しストーリー 〜被災した経営者たち 第三弾〜
(震災で人生の岐路に立たされた「森石材」と復興への哲学)
ー特に印象に残っていることはなんでしょう?
中内:力強さですかね。人としても、経営者としても。震災後の激動の2010年代を、苦難とともに乗り越えてきたエネルギーには目を見張るものがありました。自身が被災したにも関わらず、他人のため、助けを必要としている方のために努力をす る生き様に心打たれました。
中内:乗り越え方や取り組みは人それぞれでしたが、地元を支えたいという熱い想いがひしひしと伝わってきましたね。森石材の森さんのインタビューで、何度も出てきた「負けてられっか精神」というワードは、強力な説得力がありました。
大杉:私は直接スモールビジネスの人に会って、お時間を割いていただいて話を聞くという経験が今までありませんでした。経営者の方と対面でのコミュニケーションを取るのが初めてだったので、訪問したこと自体が強烈に印象に残っていますね。事務所の感じとか、どういう風に帳簿がファイルに閉じられているかなど、細かなところまで今でも思い出せます。
ーfreeeはこういった活動はやりやすいと感じますか?
中内:やりやすいと思います。すぐにマネージャーや役員にも相談ができたし、CEO佐々木にもCSRがあったほうがいいと思いますと提案できました。インタビュー企画では、被災地を訪れる前にCMOの川西にアドバイスをもらえたり、壁打ちもできたのがよかったです。チャンスは多いと思いますね。
中村:自分で手をあげれば好きなこと、やりたいことをやらせてもらえる環境だと思います。さらに後押しもしてもらえる。freeeのそういった社風に助けてもらいながらも積極的に行動して、このグループを大きくしていきたいですね。
ー最後に、これからの活動予定を教えてください
中内 :社内のゴミ分別プロジェクトは引き続き行いたいですね。少しでもfreee社員にも注目されるように、アソビゴゴロのある工夫をしたいと思います。
中村:正直にいうと、まだ具体的なことは考えてないんです。成長途中の組織だと思っているので、「freeeとしてやる意義」みたいなのを意識しながら決めたいと思っています。
大杉:方向性は色々あると思っていて、freee社員としての自分たちの強みを活かしつつ活動できたらいいな思っています。単純なボランティアなら個人単位で参加できるので、あえて組織のメンバー集まってやるなら明確な理由があったほうが面白いと考えています。