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# 新卒入社# イベント

freeeのサマーインターン、全部見せます!『中小企業のバックオフィスのリアル』を知る2日間

こんにちは、採用広報の西木です。

freeeでは8月末から9月にかけて、サマーインターンが行われました。今回はエンジニア以外の総合職である『ビジネスコース』の特集記事となっています。


今年の夏は、大きく狙いを変えた実験的なものとなりました。

学生さんたちに「中小企業のバックオフィスの『リアル』と『課題』を理解してもらい、クラウドで完結する世界を提案することが経営の効率化に対してインパクトを与えること」を知ってもらいたい。

その想いから実際のビジネスの現場で、社長に経営課題を聞いてこようというコンセプトです。
(ビジネス・サマーインターンに対する採用チームの想いは、以前採用ブログに綴っています。併せてご覧ください)

では、実際に5日間でどんな取り組みが行われたのでしょうか?

日を追ってレポートします。

ー Day 1 ー

自己紹介やランチタイムが終わると、インターンのお題が発表されました。

それがこちら↓↓

具体的には
インターン生は4〜5人のチームに分かれ、それぞれ別の企業を訪問する。
経営者に直接話を聞き、会社のミッションやビジョン・ビジネスモデル・歴史・バックオフィスの体制をヒアリングする。
その上で課題を特定し、解決策としてどのクラウドサービスが費用対効果として良いのかを提案する。
というもの。

さらにCEOの佐々木から
freeeのミッションやサービスコンセプト
・スモールビジネスの可能性
・バックオフィスの効率化
freeeの価値基準
についての話を聞いたあと、インターン生たちは作業に取りかかります。

訪問企業のHPを参考にして、ビジネスモデルとバックオフィス部分の全体感を掴み「翌日何を聞き出せばいいか・そのためにはどんな質問をすればいいのか」をブレストしていました。

ー Day 2 ー

いよいよ、企業に訪問です。
Aチーム → 人とデザインを繋ぐプラットフォームを運営する企業
Bチーム → 経営コンサルティング企業
Cチーム → ヘッドハンティングサービスを提供する企業
Dチーム → 
ソーシャル基金サービス
の経営者を訪ね、インタビューを行いました。

freeeに帰社すると、各チームすぐに作業に取りかかりました。
まず教えていただいた企業のビジネスモデル・バックオフィスを整理し、企業の抱える課題を書き出します。
さらに経営者のやりたいことや想いを踏まえた上で、課題解決に向けて提案できるクラウドツールを探します。

訪問企業によって
・ツールを知らない
・ツールを使えばどれくらい効率化するか、具体的なイメージがついていない
・ツールは知っているけど、既存のソフトから変えたくない
など、事情は様々。

導入できそうなツールを洗い出し、比較・検討が始まります。

ここで担当の上赤からfreeeの価値基準、中でも「マジ価値」を思い出そうという話がありました。

提案しようとしているツールは、本当に本質的な価値があるものなのか

本当に課題は解決すると、自信を持ってプレゼンできるのか。

各チーム、自問自答が始まります。

中には経営者が考えている課題に、
「実は別の原因があるのではないか・もっと本質的な課題があるのではないか・経営者は気が付いていないだけではないか」とさらに深く切り込んで、仮説を立て直すチームもありました。

ー Day 3 ー

作戦会議は翌日も続き、午後にはどのチームも

『経営者がやりたいことはAで、その為の障壁がBで、クラウドツールを使用することでCという風に解決ができる。その中で費用対効果を考えると、これとこれとこれをこういう風に使うと良い』
という風にプレゼンできるまで、まとめ上げました。

そしてミニプレゼンが始まります。
ここでの目的は、オープンにフィードバックし合うこと。
これもfreeeの価値基準の一つ「あえて共有する」に基づいています。

緊張しているかなと思いきや、みなさん堂々とプレゼンしていました。


ー Day 4 ー

4日目から、サマーインターンは後半戦に突入!!

翌日の企業での本番に向けて、freee役員の前でのプレゼンです。

審査員はこちら↓↓

評価基準↓↓

インターン生たちは最終的な提案と同じフォーマットで資料を作成し、
本番さながらのプレゼンが始まります。

その都度、役員によるフィードバックがありました。

「そのスライドいる?」「一枚目と二枚目で論理が破綻してるよ」など、厳しい言葉が飛び交います。
中には「そもそも、その課題が発生している原因って他にこういうのもあるよね?」と盲点をつかれたり、仮説ごとひっくり返されたり……。
もちろん褒められている部分もありましたが、全体として評価は厳しいものでした。

ここから各チーム、フィードバックを参考にして、さらに良い提案ができるように最終仕上げに入ります。

明日は、どうなるでしょうか?

ー Day 5 ー

いよいよ提案先の企業に向かいます。

提案風景↓↓

 

終えて帰ってきたときには、笑顔のチーム、凹んでいるチームなど表情は様々。

結果を聞いてみると、なんと1チーム、提案したクラウドツールの導入が決定しました!

契約書をWEB上で作成できるツールですが、プレゼンも上手くいき、即決だったそう!
相手企業さんも感謝してくれました。

そして、インターンは終わり、打ち上げを兼ねた懇親会が始まります。

ここで、何人か感想を聞いてみました。

酒井くん(一橋大学):本当にfreeeのインターンに参加してよかったと思います。なんか実際に企業を訪問し、案件を持ち帰って試行錯誤し、提案するということにリアリティを感じましたね。僕たちのチームが担当させてもらった企業では、契約書の発行に時間がかかっていたのでクラウド化する提案をさせていただきました。すると実際に導入が決まったんです。チームで考え抜いた成果が認められて嬉しかったです。

村上さん(同志社大学):私も実際に企業に訪問することができたことがいい経験になったと思っています。バリバリのエンジニア出身の社長さんの働き方を見たり、現状を把握して提案をさせていただいたり。社会に出て働き始めないと味わえないような、貴重な経験をさせていただいて感謝しています。サークルの合宿休んで来てよかったです(笑)。

吉村くん(九州大学):僕らのチームは営業部門にSalesforce、バックオフィスに会計freeeの導入を提案しました。ですが、どっちも採用ならず。悔しかったですね。その敗因を自分で分析してみたんですけど、プレゼン能力の低さにあったと思っています。緊張していたこともあって、本当に相手の会社をよくしたいという情熱が伝わり切らなかった。うまく喋らなくちゃいけないとカッコつけすぎて、泥臭くなれなかった。反省しても足りません。インターン終わったら坊主にするかもしれないです。

瀬見井さん(大阪大学):私は今回のインターンを通して、自分の中での気づきがありました。インターン自体は4回目だったのですが、実際に相手先の企業に訪問するプログラムは初めてでした。そのあいだ相手先のことを考えて考えて考え抜き、提案をしました。結果はダメでした。でもその姿勢こそが「仕事」だなということに気づいたんです。過去のインターンでは慣れもあって、社内で認められようと打算的になっていた部分がありました。でもfreeeに来て、どこの部署にいてもまずカスタマーサクセスを考えることが大事なんだと気がつかされました。それこそが「マジ価値」ですよね。


皆さん、大変だったと思います。
でも実際に「企業に訪問し、課題を見つけて提案をする」という形で社会にふれたことがよかったみたいです。採用チームとしても、ただ社内で終わるインターンではなく、こういう形にしてよかったなと思いました。

最後にビジネスインターンを担当した上赤にインターンを振り返ってもらいました。

ーーやってみてどうでしたか? 

上赤:まず協力してくれた企業さんと、参加してくれた学生たちにお礼を言いたいです。最後にインターン生が、たくさんの学びや気付きを得たことを話してくれたのは素直に嬉しかったですね。5日間と短い期間ではありましたが、これからの彼・彼女らの長い社会人生活の中で迎えるであろう幾多の試練を乗り越える時に、今回の経験を生かしていってもらえたらと思います。

ーー狙いは達成できた?

上赤:正直、達成できなかった部分もあります。インターン生が顧客の本質的な課題を見つけ出し、相手に示唆を与える提案ができていたかというと、できてなかった。僕自身がもっとこうすれば良かったと後悔してもしきれないですね。顧客のことを顧客以上に徹底的に知って、考え、実行する。言葉にすると簡単なようで、これほど難しく奥深いものはないと改めて思いました。

ーー冬のインターンに向けて一言ください。

上赤:freeeは日本のSaaS業界/Fintech業界で最先端の取り組みを積極的に行っています。ビジネスサイドの仕組み、考え方、取り組みを知ることができるインターンにしたいと考えているので、テックカンパニーで働きたいと考えている学生は是非参加してみてください。

ーー個人としての目標はありますか?

上赤:現状に甘んじることなく常に変化を起こし続け、最高の経験を提供していきたいと思います。その為にも、一人一人の学生と徹底的に向き合っていきます。それが”人を大事にする組織”として、freeeとしての当たり前だと思うので。

 

*ウインターインターンはこちらからご応募ください。