プロダクトも自分も、もっと良くするために考え続ける
プロダクトデザイナー
三芳日向子|2021年新卒入社
東京造形大学メディアデザイン専攻領域卒業。大学在学中からスタートアップでフリーランスデザイナーとして活動。UX/UIデザイン、webデザイン、グラフィックデザイン制作等を行う。freee入社後は『freee人事労務』のプロダクトデザインを担当。趣味は映画鑑賞。
誰かの課題を解決をしていく中で、自分の表現に挑戦したい
どんなきっかけでfreeeに興味を持ったんですか?
就職活動中に参加した合同説明会で、18卒のharutanさんが登壇していました。そこでfreeeの説明を聞いて、デザイナーとしてユーザー課題に真剣に向き合って使いやすいデザインを提案していける、そんなバリューを発揮できる環境かもしれないと思ったのがきっかけです。当時はそこまで深く考えていなかったのですが、直感で『スモールビジネスを、世界の主役に。』というミッションも、とても素敵だなと思っていました。
そもそもなぜデザイナーを志したのでしょう?
幼い頃から、イラストを描いて友達に喜んでもらうことが好きでした。その気持ちから美大を目指して勉強し、入学しました。
そこからアーティストよりデザイナー、その中でもプロダクトデザイナーに惹かれていったのは、勉強を進める中で自分にはプロダクトデザインの素質があると感じたからでした。プロダクトデザインを通して誰かの課題を解決をしていく中で、自分の表現を模索していくこともできると信じている部分も大きいです。
なぜ新卒でfreeeに応募したんですか?
1weekインターンでの体験 がとても楽しく、学びがあったからです。
インターンの課題は、フローの効率化の改善案を作ることでした。どうやったら業務を効率化できるのかについてユーザーインタビューを行い、それをもとにプロトタイプを作り、ユーザーテストを通して本質的に意味があるものかどうか確かめる。さらに改善案を出して、プレゼンを行いました。時間には追われましたが、かなり充実した1週間だったと記憶しています。現場で活躍されているメンターさんが親身かつ論理的に接してくれたこともとても印象に残っています。
またfreeeのデザインに対する考え方に自分が共感できる部分が多く、入社しても働きやすいだろうなと思いました。加えて、自分がデザインでどういうことを叶えていきたいかについて突き詰めた時にfreeeのビジョンが最も親和性が高いと判断できたので応募の決心がつきました。
選考で印象的だったことはありますか?
最終面接で「私がfreeeに入社するにあたって、足りない部分を教えてください」と質問したのですが、「足りない部分を探して面接していないのでわからない、良いところを見つけようとお話ししていました」という返答をもらったことです。実際に働いている時も自分ができないことではなく、自分が価値を発揮できる部分でプロジェクトアサインや評価をもらっていると感じます。
入社の決め手を教えてください
『スモールビジネスを、世界の主役に。』というミッションに共感できたことが一番の決め手です。デザインを勉強していく中で、何かを作る人たちが好きになり、彼ら・彼女らを支援するには、もっと簡単にお金の管理や法律への対応ができる仕組み作りが必要だと感じました。自分のデザインでその仕組み作りに貢献していきたい。freeeならそれが出来ると思い、入社を決意しました。また、freeeがよりfreeeらしさを探っていくために、ブランドフィロソフィーを一新しようとしていたタイミングだったことも大きかったです。自分にも何か貢献できるんじゃないかと思わせてくれました。
実際に入社してギャップに感じたことはありますか?
入社前から働く上での裁量は大きいと聞いてはいましたが、予想していたよりはるかに大きかったことにギャップを感じました。自由に動くことができるメリットはありますが、その分、責任も大きいです。数ある課題の中から何の作業をするか選ぶところから、デザインの一つひとつに至るまで、仲間に相談しつつも、最終的には自分で判断することが求められます。具体的には、現状の課題にフォーカスしてデザインするのか、それとも将来的にあるべき姿を考えてデザインするのか、自分が今取り組んでいる仕事にに自己成長はあるのかなど、入社当初は仕事を通して自分は今後どうなっていきたいのか、どういったデザインしていきたいのかを見つけていくのに苦労しました。今はさまざまな仕事を経験して、自分の目指したい姿やデザインが定まってきていると感じています。
どうすればマジ価値に辿り着くのか、常に止まらない思考
現在の具体的な業務内容を教えてください
現在は、『freee人事労務』のプロダクトデザインを担当しています。具体的には機能改善や新規機能を実現するために、要件定義・ユーザーインタビュー・調査分析・プロトタイプ作成・ユーザーテスト・UIデザインを行っています。イラストやアニメーションを作るのも好きで、自分で手を挙げて作ることもあります。
人事労務の知識は全くなかったので、入社してからキャッチアップしました。自分で調べてわからないことも、メンバーに聞けばすぐに教えてくれる風通しの良い職場環境です。
どんなところが面白くて、何が大変ですか?
自由に発言できる環境が整っているので、良い提案ができればプロジェクトで自分の考えを実現できることが、面白くもあり大変です。発言するということは、自分の考えが相手に伝わるようにまとめていく必要があります。
一方で、自分の中で考えすぎて発散できないのも問題なので、自分の中にあるものをどのタイミングで相談し、相手の意見をどのように受け入れてデザインをつくっていくのか、最終的にどうすればマジ価値なプロダクトに辿り着くのかということを常に意識しながら働いています。
どんなチームで仕事を進めているんですか?
プロダクト開発のチームと、プロダクトデザインのチーム、どちらにも属しています。
プロダクト開発のチームでは、PMやエンジニアと一緒にスクラム開発の中でプロダクトの機能開発プロジェクトを進行させています。プロダクトデザインのチームでは、プロダクト全体のデザインルールやデザイン改善を話し合いながら考えています。
お客さまやユーザーさんとの接点はありますか?
ユーザーインタビューやユーザーテストで実際にユーザーの課題を見つけに行ったり、試作中のプロダクトの効果検証を行っています。実際に作ろうとしているものをユーザーに試してもらうことで、デザインが本当に価値のあるものになっているか確かめることができます。月ごとにテーマが変わるので、ユーザーインタビューは月に3〜4回はやっています。なるべくその方の思ったこと、感じたことをオープンに答えてもらえるように心がけて質問をしています。
仕事でぶつかった壁はどんなものですか?
人見知りをするタイプなこともあり、入社当初はどこまで自分の悩みや課題を話して良いものか迷ったことです。freeeではたとえ現状の環境の不満を伝えたとしても評価に影響せずフラットに捉えてくれるということに気づいてからは、いろいろな相談がしやすくなり、働きやすくなりました。
今後はどういったことに挑戦したいですか?
デザイナーとしては技術力を高めて、クオリティの高いアウトプットを確実に出していける人になりたいです。そのためにはまず目の前のタスクに丁寧に向き合うということが大切だと思っています。また、何かを作ろうとする人が好き なので、デザイナーへの支援という意味で採用やマネジメントにも関わってみたいです。
将来なりたい姿を、会社の仕事を通して目指していける
freeeの魅力はどんなところだと思いますか?
ミッションがメンバーに浸透しているので、達成に向けてデザイナー・PM・エンジニア・ビジネス職のメンバーが一体となってプロダクトの進化を考えていけるのはfreeeならではの魅力だと思います。また、働き方も裁量が大きいので、単にプライベートとのバランスが取りやすいだけではなく、自分が将来なりたい姿を会社の仕事を通して目指していける空気感が生まれているのも魅力です。実際、自分はイラストやグラフィックを表現することが好きということを伝えているので、そういう案件にも積極的にアサインしてくれます。
これまでに印象的なエピソードがあれば教えてください
人事労務プランのリニューアルの対応プロジェクトが印象に残っています。
それまでのデザインチームではプロダクト外のデザインをすることはありませんでした。一方でユーザーの置かれている状態をインタビューして分析したところ、プロダクト外へのデザイン的アプローチが必要であるという結論に至りました。
そこで新しく新プランを伝えるLPデザインを提案しました。デザイナー視点でユーザーにわかりやすく伝えるための仕組みとして、比較表やシミュレーションをデザイン提案に取り込んでみたんです。エンジニアやPMのメンバーにもインタビューの分析結果を共有して、共感してもらえたため、実装のためのリソースをもらうことができました。リリース後のインタビューでは、LPがわかりやすかったという声をもらえてやりがいを感じましたね。
どんな人がfreeeのデザイナーに向いていると思いますか?
自分に対してもプロダクトに対しても、まだまだやれることはあるという気持ちを持ちつつも、自分のペースでポジティブに物事を進めていける人が向いていると思います。どういう方面に自分が成長していきたいか、それに対してどの程度のモチベーションで動いていくかも個人の意思に任されているため、ある意味では、他の人に流されずに自分はどうなりたいか考え、業務をコントロールしていくことが求められます。
freeeが気になっている人に一言お願いします
ミッションと取り組むプロダクトに強い繋がりがあるため、みんなで継続して一つの大きなユーザー課題を解決していく面白みを感じられるという、デザイナーにとってやりがいを感じる環境が整っています。オフィスでデザインのことはもちろんプライベートについてもメンバーと語れる時間も多く、楽しく働けると思います!
※所属組織は、2023年4月時点のものになります。