【freee award 受賞者インタビュー】一人立ちまで2ヶ月半から3週間へ――「自分が苦労したから」動き出したルーキーの3ヶ月
年1回の全社イベント「freee spirit」内で、挑戦と成果を称える表彰制度「freee award」。本シリーズでは、2026年度の受賞者に仕事内容や大切にしている価値観を伺います。
今回お話を聞いたのは、「ルーキー部門」を受賞した永倉 薫さんです。ルーキー部門は、入社1年未満のメンバーの中から、freeeの基準や枠を覆すほど大きなインパクトをもたらした人を選出し、その功績を称える部門です。
会計業界は未経験。入社直後は「何が分からないのかが分からない」状態だったという永倉さん。それでも入社1週間目から、後続のメンバーのためにオンボーディング※1の仕組み化に動き出しました。何を考え、どう形にしていったのか。ご本人と、その仕事を近くで見てきたマネージャー2名に伺いました。
永倉 薫さん
パートナーサクセス部に所属し、カスタマーサクセスを担当。会計業界未経験で2026年1月にfreee入社。 2026年度のfreee award受賞者。笠井 奈菜さん
パートナーサクセス部、ユーザープラン推進チーム マネージャー。2023年4月入社。山口 あずささん
パートナーサクセス部、統合プラットフォームチーム マネージャー。2024年7月入社。
入社直後の壁。自分の成長だけでなく「後続メンバー」のために
── ルーキー部門の受賞、本当におめでとうございます!まずは率直な感想を教えてください。
永倉さん: 本当に嬉しかったです!私自身、会計業界は初めてで、最初は「何が分からないのかが分からない」という手探りの状態からのスタートでした。その中で試行錯誤してきたことを評価していただけたことが、何よりの喜びです。
── 永倉さんは入社後、組織のオンボーディングプロセスの改善 に大きく貢献されたそうですね。
笠井さん: そうなんです。永倉さんは1月に入社したばかりで、普通なら自分のことで手一杯になる時期です。それにもかかわらず、入社1週間目から「自分が苦労したから、後続のメンバーには同じ思いをさせたくない」と、オンボーディングの仕組み化に動き出していました。
山口さん: そのスピード感には本当に驚かされましたね。入社直後に課題を見つけ、すぐに解決に向けてアクションを起こす姿勢が素晴らしかったです。
永倉さん: 入社当時、様々な情報が点在していて、どこに何があるのかを探すところから始まりました。先輩方に聞けば優しく教えていただけるのですが、貴重な時間を奪ってはいけないという思いが強くありました。「自分が早く成長しなきゃ」という焦りと、「先輩の時間を奪わないための配慮」の両立をずっと考えていました。
(左:笠井さん、右:山口さん)
AIを活用し、「壁打ち相手」を自作する
── 具体的に、どのようなアクションを起こしたのでしょうか?
永倉さん: 最初は飛び交う用語の意味すら分からなかったので、GeminiやNotebookLMなどのAIツールを活用しました。既存の資料をインプットさせて、自分が正しく理解できているかを測るための「クイズ形式」のテストを作ってもらったんです。
山口さん: ここが永倉さんのすごいところです。先輩社員の動画などから「あるある質問」を抽 出し、AIを使って壁打ち相手を自分で作ってしまったんです。
永倉さん: AIとひたすら壁打ちをしてアウトプットを繰り返し、「どうして自分がここまで分からないのか」を徹底的に突き詰めました。その上で、本当に必要なことだけを絞って先輩に質問するように工夫しました。
── まさにfreeeの価値基準である「理想ドリブン」※2を体現されていますね。
永倉さん: そうですね。常に「こうなれたらいいな」という理想の姿を意識していました。みんなが楽しく仕事をするためにはどうすればいいか、できたら嬉しいことを常に考えて行動するようにしています。
オンボーディング期間を2ヶ月半から「3週間」に短縮
── 永倉さんの取り組みは、結果的にどのようなインパクトをもたらしましたか?
永倉さん: 自分のためにまとめたメモや情報を、自身の2週間後に入社したメンバーにも共有しました。同じように苦しんでいるのが見えたので、「どうすればもっと早く理解できるようになるか」を一緒に考え、点在していたドキュメントを1箇所にまとめました。
笠井さん: 単に情報をまとめただけではなく、「この情報はもう古いので消していいですか?」と、自発的に情報を整理・更新する提案までしてくれました。
永倉さん: その結果、私が新しく作ったオンボーディングのパッケージが自然と他のメンバーにも使われるようになり、「これすごく良かっ たよ」というフィードバックをもらえたんです。そこからさらに他の領域のオンボーディング資料も一括で修正・パッケージ化させていただきました。
── 実際のオンボーディング期間はどれくらい短縮されたのでしょうか?
永倉さん: 以前は一人立ちするまでに1ヶ月〜2ヶ月半ほどかかっていたそうなんですが、直近で入社した方は、実質3週間ほどで一人立ちできるようになりました。
山口さん: 現場のデビューがかなり早くなりましたし、先輩社員の工数負担もグッと下がりました。作って終わりではなく、実際に使った後続のメンバーに「もっとこうすれば良くなる」とヒアリングし、PDCAを回し続けてブラッシュアップしていく。この「アウトプット→思考」※3こそが、永倉さんの最大の強みです。
行動の原動力は「人のためになること」
── ご自身の業務を超えて、組織全体のために動ける原動力は何だったのでしょうか?
永倉さん: やっぱり「人のためになること」が好きなんです。私ができたのは、先輩方がいつでも質問を聞いてくれる心理的安全性を作ってくださったおかげです。だからこそ、今度は私が新しく入ってくる人のための安心材料になりたいと思いました。
笠井さん: 永倉さんは本当に視野が広いんです。自分のチームだけでなく組織全体を見て、落ちているボールがあれば自発的に拾いに行ってくれる。そういうポジティブなムードメーカーとしての存在感にも、私たちはすごく助けられています。
freeeに興味を持っている方へ
── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願い します。
永倉さん: freeeは、自分の「こうしたい」という思いを受け止め、サポートしてくれる環境が整っています。私のように業界未経験からのスタートでも、自発的にアクションを起こせば、それを「いいね!」と認めてくれる素晴らしい先輩や仲間がいます。ぜひ、自信を持って皆さんの「理想」をここで実現してほしいです!
笠井さん・山口さん: 永倉さんのように、自分のポテンシャルを信じて主体的に動ける方にとって、freeeは成長できる場所です。少しでも「面白そうだな」「やってみたいな」と思ったら、ぜひ飛び込んできてください。一緒に「マジ価値」※4を届けましょう。
注釈
※1 オンボーディング:新入社員や中途採用者が、職場や仕事に早く適応して戦力化するための包括的な育成プログラムのこと。※2 理想ドリブン:freeeが大事にしている価値基準の一つ。理想から考える。現在のリソースやスキルにとらわれず挑戦しつづける、という考え方です。
※3 アウトプット→思考:freeeが大事にしている価値基準の一つ。「まず、アウトプットする。そして考え、改善する。」という考え方です。
※4 マジ価値:freeeが大事にしている価値基準の一つ。ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることを指します。
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