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# freee award# インタビュー

【freee award 受賞者インタビュー】AI活用によるセキュリティ業務の自動化を推進。攻めと守り、両方に挑むエンジニアの現在地

年1回の全社イベント「freee spirit」内で、挑戦と成果を称える表彰制度「freee award」。本シリーズでは、2026年度の受賞者に仕事内容や大切にしている価値観を伺います。

今回登場するのは、入社1年未満で大きなインパクトをもたらし「ルーキー部門」を受賞したセキュリティエンジニアの榊󠄀原 慎さんです。セキュリティの仕事は、新しい機能をリリースするわけではないため、成果が見えにくいと言われます。その領域で、榊󠄀原さんがどのように課題を見つけ、形にしてきたのか。ご本人と、その仕事を近くで見てきたマネージャー2名に伺いました。



榊󠄀原 慎さん
セキュリティ部 Red Teamのセキュリティエンジニア。インターンを経て2025年4月freee入社。

多田 正さん
VP of Security兼セキュリティ部部長

越智 郁さん
セキュリティ部 Red Team マネージャー



マイナスをゼロにする。見えにくい成果が評価されるカルチャー

── ルーキー部門の受賞、本当におめでとうございます!まずは率直な感想を教えてください。

榊󠄀原さん: さまざまなメンバーがそれぞれの場所で成果を出している中から選んでいただいたことは、素直に嬉しく思います。私が所属するセキュリティチームの仕事は、どちらかというと「みんなのプラスをサポートするために、マイナスになる部分をできる限りゼロにしていく」という役割です。何か新しいものをリリースするわけではないので、成果が見えにくい部署だと思うのですが、そこがしっかり評価されたのはとてもありがたいと感じています。

── マネージャーのお二人から見て、榊󠄀原さんの受賞はいかがでしたか?

越智さん: 実は本人に「受賞してどうだった?」って聞いたら、「自分は全然大したことないです」って謙遜してたんですよ(笑)。でも、榊󠄀原さんがもたらしたインパクトは本当に凄まじいものです。

多田さん: 榊󠄀原さんはインターン時代を含めると約2年freeeにいますが、新卒入社としてはまだ1年未満です。学生時代には、セキュリティ・キャンプの全国大会に一発で合格するほどの実力を持っています。



(左:多田さん、右:越智さん)

指示はしない。自ら課題を見つけてAIで解決する「自走力」

── 具体的に、どのようなアクションが今回のインパクトに繋がったのでしょうか?

榊󠄀原さん: 現在はセキュリティチーム内で、プロダクトの脆弱性診断やペネトレーションテスト(侵入テスト)を担当しています。最近では、AIエージェントを活用したテスト手法の検証なども行っています。また、社内のメンバーからセキュリティに関する相談を受ける窓口があるのですが、そこで活躍するAIボットの育成や自動化の推進も担当しました。

越智さん: このAIボットの育成が本当に素晴らしいんです。実は私たちマネージャー陣から「これをやってほしい」と細かく指示したわけではありません。

榊󠄀原さんは社内の状況を見て、自ら「ここをAIで自動化・効率化すべきだ」と気づき、自分で実装してしまったんです。「言われたからやる」のではなく、自ら課題を見つけて解決策を提案し、形にしてしまう自走力こそが、榊󠄀原さんのもたらした最大のインパクトです。



攻めも守りも。「何でもできる」エンジニアを目指して

── freeeの価値基準や開発文化という点では、どのように体現されていますか?

越智さん: freeeの開発チームには、以下の「5つの開発文化」があります。

失敗して攻めよう
学びのある失敗をして最速で成長しよう。学びのある失敗とはチームやプロダクトの成長につながる失敗。学びのある失敗をしていないのは挑戦が足りない。

何でもやれる、何でもやる
チームで扱う課題について、特定の技術や領域に固執せずオールラウンドに取り組めているか。アプリもインフラも、サーバサイドもフロントエンドも、早さも正確さも。

必殺技
チームの中で自分が貢献できる特徴を理解して発揮しているか。また、その特徴を増やしていけるか。

カッとしてシュッとやる
最低限はここまで、に満足せず自分がやりたいことを載せていけるか。システムのボトルネック、負債に対する怒りをプラスの方向に関心を持ち、解決できるか。

世話を焼いていくスタイル
チーム内外問わず周囲を自分の知見で助けられているか。レビューしているか、システムor人間のアラートに疾風迅雷のごとく反応しているか。

榊󠄀原さんは、なんとこの5つすべてを満たしているんです!開発文化をこれほど高いレベルで網羅し、「マジ価値」※1を体現しています。

多田さん: 私たちのセキュリティチームでは、「なんでもできる人になろう」という方針を掲げています。榊󠄀原さんはインターン時代に防御側の経験を積み、入社後は脆弱性診断など攻撃側の視点での業務を担当しています。

セキュリティチームは非常に裁量が大きい環境です。「これをやりなさい」という細かなアサインメントは極力減らし、目指すべきビジョンだけを共有して、後は本人の裁量に任せています。榊󠄀原さんはその環境を最大限に活かし、攻めと守りの両方の視点を持つセキュリティエンジニアとして急速に成長しています。



自分の弱みと向き合う「ジブンゴーストバスター」

── 榊󠄀原さん自身が、仕事をする上で大切にしているマインドはありますか?

榊󠄀原さん: freeeの価値基準にある「ジブンゴーストバスター」※2という感覚を大切にしています。やりたいことができていない自分や、自分の苦手な部分から目を背けるのではなく、それをしっかり受け入れて「退治(改善)」していくことです。

セキュリティの業務においても、AIの活用においても、自分の現在地を内省し、行動のサイクルを回していくことが成長に繋がっているのかなと思います。

── 最後に、freeeに興味を持っている方へメッセージをお願いします!

多田さん: freeeのセキュリティチームは、特定の領域に縛られることなく「守りも攻めも、そしてAI活用も」幅広く挑戦できる環境です。榊󠄀原さんのように、自ら課題を見つけて解決していく意欲のある方には、これ以上ないフィールドだと思います。

越智さん: 今回のルーキー部門の受賞が証明しているように、入社年次やポジションに関係なく、インパクトを出せばしっかりと評価されるカルチャーがfreeeにはあると考えています。



注釈

※1 マジ価値:freeeが大事にしている価値基準の一つ。ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることを指します。
※2 ジブンゴーストバスター:freeeが大事にしている価値基準の一つ。フィードバックを貪欲に求めることで、自分が認識できていない自分を知る。強み・弱みと向き合い、自分を進化させ続ける、という考え方です。


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※所属およびインタビュー内容は、取材時点のものです。